懐かしギャルゲーレビュー

PS2中心にギャルゲーをプレイ。ネタバレしない程度に紹介。

プライベートナース まりあ(PS2):レビュー

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機種:PS2
発売:2003/9/25
発売元:データム・ポリスター
※Angel Smile「プライベートナース」移植作品

 あらすじ

体の弱い主人公・力道広樹の家に、女の子が訪ねてきました。
緑色のメイド服に身を包んだまりあという少女。
彼女はなんと個人専門の看護師「プライベートナース」で、
一か月、住み込みで広樹の看護をするためにやってきた、といいます。

どうやら、多忙であまり家に帰れないでいる母親が、
広樹の体調を心配し、こっそり頼んでしまったようです。

はじめは断ろうとした広樹でしたが、まりあの
熱意に負け、
とりあえず一週間だけ、彼女を家に置くことに。
しぶしぶはじまったまりあとの生活。果たしてその行方は?

感想(良かった点)

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まりあが行うのは、おでこで熱を測ったり、お手製栄養ジュースを飲ませたり……
お世辞にも高度な看護とは言えません。
しかし心のこもった看護は、時としてどんな薬よりも効果的。
まりあの献身によって、広樹は少しずつリフレッシュしていきます。
こういった流れに意外性はありませんが、
ジャンル「ヒーリングアドベンチャー」とあるように、
「やっているプレイヤーまで癒されてもらおう」というコンセプトが
よく伝わってきました。

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私が推したいヒロインが、幼馴染の宮森彩乃です。
まりあが現れて、広樹が健康になっていくことを喜ぶ反面、
「まりあのしたことは、本当は私がしてあげたかったことなんだ」と
複雑な思いを抱くことになります。
そして彼女のルートでは、彼女なりのやり方で浩樹を支えていくのです。
まりあのように慈愛に溢れるものではないけれど、
「腐れ縁」の彩乃にしかできないこともある……なんとも健気です。
はじめは、ビジュアルがちょっとモブキャラっぽいと思ったりもしましたが^^;
なんだかんだ本作では一番好きなヒロインに。

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ちなみに、私が気に入ったセリフがこちら
「ワタシとするのはジャンケンで、あの子(まりあ)とするのは……キスなんだ!」

……っていうか、「プライベートナースまりあ」なのに彩乃の話ばかり(笑)。
でもホント、好きなんですよね……幼馴染ヒロインなんてありふれてるのに、
なんかやたら気に入ってしまいました。
声はメロンパ〇ナちゃん?と思ったら野原ひま〇りでした^^;

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また、このゲームの大きな特徴である「コミックディスプ」。
ときどき字幕入りムービーが入り、雰囲気がガラッと変わります。
他にも絵のタッチが変化したり、立ち絵が動いたりと
凝っている演出がいくつかあって面白かったです。

感想(気になった点)

ヒロインは、まりあと彩乃の他に、保健室の天使・美緒の三人。
サブキャラもあまり登場しないので、ギャルゲーとしての空気は寂しいですね。

まりあルートの後半はやや蛇足でしょうか。
急にああいう路線になると違和感が……
二部構成になっていますが、一部の最後でエンディングっぽい感じになるので、
そこをもうちょっと詳しく描きこめば、一部だけでも満足できるものになったのではないかと。

お気に入り度

お気に入り度「C+」

心も体も疲れてしまったな……という時に手に取ってみるといいかもしれません。
あなたも、まりあの看護に癒されてみませんか?