懐かしギャルゲーレビュー

PS2中心にギャルゲーをプレイ。ネタバレしない程度に紹介。

Lost passage ~失われた一節(PS2)~:レビュー

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機種:PS2
発売:2003/10/23
発売元:プリンセスソフト
※DEEP BLUE「Lost passage」移植作品

 あらすじ

もうやめよう――
高校生の三崎彰は、教師の綾小路育美と恋愛関係にありました。
しかしその関係は、育美に別れを切りだされたことで、
終わりを迎えてしまいます。

数年後、大学生となった彰は、教育実習のため母校のある京都へと戻ってきました。
幼馴染の宇佐観月山吹沙雪とも久々の再会を果たします。
彰と年が離れている二人は、まだ高校生。
彰に授業を教えてもらえるとを知り、胸を躍らせる二人。

そして、その教育実習を指導するのはなんと……
かつて別れた、あの綾小路育美だったのです。

「運命の再会……?」
育美の言葉とともに、教育実習ははじまったのでした。

感想(良かった点)

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基本は王道なギャルゲーですが、ルートによっては
日本史や日本神話がからむこともあり、オリジナリティを感じられます。
用語解説モードがあり、ちょっとした勉強にもなるかも。

メインヒロインは宇佐観月(写真左)と山吹沙雪(写真右)。
沙雪はストレートな妹キャラっぷりが可愛らしい。
序盤で入院してしまいますが、病気に立ち向かう姿を応援したくなります。
「月読の巫女」である観月は、ふだんは物静かですが、
内に秘めた彰ラブはものすごいものがあります(笑)。
個別ルートでは駆け落ちのような展開もありますし……いろんな意味で
インパクトのあるヒロインでしたね。

 

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私的には綾小路育美ルートが好きかな。
運命の再会からよりを戻す流れがとてもドラマチック。
彰は成人してるので、いっしょにお酒を飲みながら昔語りするシーンも。
夜の明かりの中で照らされる二人……ムード満点でした。

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彰のギャグシーンもかなり笑えます。
マヌケなBGMとともにはじまるのは、コスプレ好き+欲望むき出しトーク(笑)
とんでもない主人公ですが、私的にはツボです。

感想(気になった点)

日本史や日本神話の解説文が長すぎて、テンポが悪くなっています。
内容が専門的で、かなり力が入っていることは伝わってくるのですが、
ここまでガッツリだと読むのが疲れてしまいますね。

お気に入り度

お気に入り度「C+」

歴史関係のテキストは少し読み飛ばしてしまいましたが……
それでも楽しめた部分はありましたので、悪くはないです。
京都という舞台を活かした「和」なテイストがよく出ていて、
あまりギャルギャルしてない(?)落ち着いた感じの作品でした。